第3部会(古典)

第3部会 特別講演会

三田村 雅子先生を迎えて 「源氏物語を 『いま』 読むために」
- 現代語訳、外国語訳、マンガは教材としてどう役に立つか -

本研究会ではこれまで、教科書や副教材・入試問題などの作品をより深く学んでいくための一環としまして、その作品の著者、研究者の方々をお招きして講演会を開催してまいりました。今回は三田村雅子先生をお迎えして、お話をお聴きすることとなりました。
ぜひこの機会にご参加いただき、教室での作品理解にお役立ていただければと存じます。皆様のお申込みをお待ちしております。

日時
平成25年12月10日(火) 15:00~17:00
タイトル
源氏物語を 『いま』 読むために
- 現代語訳、外国語訳、マンガは教材としてどう役に立つか -
講師
三田村 雅子 先生 (上智大学 文学部教授)
【プロフィール】
1948年生まれ。お茶の水女子大学付属高校卒。早稲田大学大学院博士課程単位取得。東横女子短大講師、フェリス女学院大学教授を経て、現在上智大学文学部教授。家にあった谷崎源氏を中学・高校と繰り返し読み、源氏物語の面白さにはまる。
大学生となってからは源氏物語の研究会をいくつも立ち上げ研究を継続した。夫・三谷邦明はその研究会とゼミの大先輩。よき教師であり伴走者でありライバルだった。
近年では源氏物語の享受にも関心が深く、『記憶の中の源氏物語』の大著(?)がある。源氏とは関係ないが大学図書館の読書運動に熱中し、朗読を媒介とした読書のきっかけづくりに励んでいる。
場所
ホテルアウィーナ大阪

大阪市天王寺区石ヶ辻町19番12号 Tel:06-6772-1445

  • 近鉄「大阪上本町」駅より 徒歩約3分
  • 地下鉄谷町線「谷町九丁目」駅14番出口より 徒歩約8分
申込先
西寝屋川高等学校 永田 里美 宛

FAX : 072-828-6901終了いたしました

三田村先生からのメッセージ

源氏物語の現代語訳は次々新しいものが出ています。与謝野晶子訳、谷崎潤一郎訳は有名ですが、円地文子訳、田辺聖子宅、瀬戸内寂聴訳はたくさんの方にうけとめられました。異色の橋本治訳の『窯変源氏物語訳』も印象的でした。最近ではちくま文庫の大塚ゆかりさんの力作や、エッセイストの林望さんの瀟洒な現代語訳がでました。どれを参考にすべきか迷ってしまうほどの花ざかりです。

これらの訳にはどのような特色があり、どのように学習の助けになるのでしょうか。「教材」としての現代語訳という観点から、現代語訳の長短を比較し、あわせて最近の英語訳、仏語訳が提起した問題についても触れてみたいと思います。それらの交差する場として、授業の「いま」を構築していくにはどうしたらよいか、考えてみたいと思います。

当日、ご参加いただいた皆様の声をご紹介いたします。

参加者アンケートより
  • 視聴覚資料をうまく活用させることが生徒たちの興味関心をひくことになり、活発な授業展開になるということを示唆していただきました。
  • 文章の解釈に終始するのではなく、古典の世界で生徒を楽しませる取り組みをもっと取り入れていこうと思いました。
  • 朗読はもちろんのこと、語りに引き込まれました。
  • 年代ごとの源氏物語の現代語訳について、それぞれの特色を興味深く聞かせていただきました。
  • 源氏が本当にお好きなんだなぁと感じました。それがモノを伝える基本だと思います。
  • 三田村先生のお話からは、ご自身が源氏を大変愛して、面白さに感動しながら呼んでいらっしゃることが伝わってきました。自分もきちんと勉強して、「面白さ」を発見した上で生徒の前に立ちたいと思いました。
  • 「あさきゆめみし」の作者が創作中に年齢を重ねたことで、若紫の可憐さと女三宮の生々しさが同作品に描き出されたという話を聞き、もしかしたら、紫式部にも同じような現象が起きていたのではないかと思いました。
  • 「生々しい古典を」というお言葉にとても感動しました。どうしても古典はつまらない…古い…というイメージを生徒に抱かせてしまっていましたが、今日のお話を聞いて、古典を学ぶ意味を感じました。
  • 大学教育で行われている古典教育と、ほぼすべての生徒が必修で学ぶ高校教育での古典教育の接点を見出して生きたいと思いました。
  • 古典は作品としてトータルに教えることが大切だと再認識できました。

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