第1部会(国語教育)

教材研究集会

大阪国語教育アセンブリー2014 -対話で紡ぐことばの学び-

大阪国語教育アセンブリーは、ことばの教育に関心をもつ人たちが広く研鑽しあう集会として、昨年度初めて開催いたしました。当日は各方面から110名のご参加をいただき、活発な討議が行われました。
今年度の「大阪国語教育アセンブリー2014」は、〈対話〉を中心テーマに据えたいと思います。お互いを認め合い、ことばを発し、そのことばを受けとめて相手がことばを返す。〈対話〉には、ことばの学びの重要な要素が含まれています。また、思考を深めるためには、他者との対話、テキストとの対話は欠かすことができません。〈対話〉という往復運動を通して、人は現代生活に生きることばを自分のものにして成長し、豊かに生きる契機を獲得する。-しかし、現在の私たちにほんとうの〈対話〉は可能なのでしょうか?
全体会は「〈対話〉はどんな力を育てるか」をテーマに、作家津村記久子氏の作品を手がかりとして、異なる立場の方々に〈対話〉についてのご経験やお考えをお話しいただき、〈対話〉の可能性を探る企画にしたいと思います。登壇いただく方々のご発表・意見交換をもとに、フロアからのご意見もお伺いし、全体会自体が豊かな〈対話〉の会になるように進めることができればと思います。
分科会は「〈対話〉が生きる学びの発見」をテーマに、6つの分科会を計画しています。ことばの教育のこれまでの蓄積との〈対話〉、豊かな可能性を持つ教材との〈対話〉、国語の授業での〈対話〉の学習の取り組みについての意見交換など、全体会を受けて、より具体的・実際的に〈対話〉の学びについて話し合うこ とができるよう企画しました。分科会後は再び全体で集まり、分科会での成果を共有します。
今年度も「自主的」「本質を問う」「参会者はことばの教育に関わるすべての人」「若い先生方にやさしく」などのコンセプトを継続したいと考えています。教員に限らず、広くお集まりいただける会です。ぜひ、ご参会ください。

日時
平成26年8月2日(土) 13:00~17:00
場所
大阪府立今宮高等学校 多目的ホール・会議室他

大阪市浪速区戎本町2-7-39 Tel:06-6641-2612

  • 地下鉄御堂筋線「大国町」駅より 南へ300m
  • JR・南海各線「新今宮」駅より 北西へ300m
内容
13:00~13:30 受付
13:30~13:45 開会・概要説明     小山 秀樹(今宮高校)
13:45~15:00 全体会
問題提起 「〈対話〉はどんな力を育てるか」
パネラー:津田 仁(大阪府教育委員会教育監)、津村 記久子(作家)、林出 勝代(河南高校)
コーディネーター:湯峯 裕(本会理事長・春日丘高校校長)

「ポトスライムの舟」「十二月の窓辺」(講談社文庫所収)など、津村記久子氏の作品を手がかりにさまざまな立場の方々にお話しいただき、〈対話〉の可能性や〈対話〉が育てる力を探ります。

15:00~15:20 休憩・移動
15:20~16:20 分科会 〈対話〉が生きる学びの発見
第1分科会 〈国語教育の蓄積との対話〉
大村はま氏ら先人から学んだこと
-誰もが可能な授業実践の開発へ向けて-
講師:舟橋 秀晃(大和大学・准教授)
司会進行:永田 里美(西寝屋川高校)

教科書教材の文章を単に読み取っていくだけでは、生徒自身の「考えの形成」は困難です。とはいえ揚げ足を取る読み方でも困ります。みんなで議論し合意をつくる民主社会にふさわしい言葉の力はどうすれば養えるでしょうか。大村はま氏ら先人のすぐれた実践から私が学び得た、誰でもできる実践上のポイントを、実践例を通して報告します。

第2分科会 〈評論との対話〉
三つのアイテムですべての段落を読み解かせる
-教師が解説することはなるべくがまんします-
講師:吉澤 久良(高津高校・指導教諭)
司会進行:水山 知春(大手前高校)

「ファッションという〈力〉」(柏木博/筑摩書房『精選現代文 改訂版』所収)をとりあげます。今年度、『三つのアイテム(1.繰り返される語2.接続語3.二項対立)だけですべての段落を読み解かせる』というチャレンジをしてみました。参加される先生方に生徒役になっていただいて、ディベート的手法を取り入れて授業展開を経験していただこうと思っています

第3分科会 〈小説との対話〉
思考の入り口から対話へ
講師:鈴木 寿 (箕面高校・指導教諭)
司会進行:河田 良子(大阪教育大学附属高校)

学習者の実態と無関係に授業は成立しません。多様な学習者を前に思考の入り口をどう探していくのか。思考の入り口から対話へ、対話から小説の読みへ、その方法を考えてみます。

第4分科会 〈古典との対話〉
心はそれほど変わっていないと伝えたい
講師:岡田 一心(長尾高校・指導教諭)
司会進行:音無 幸子(懐風館高校)

お世辞にも古典の素養が豊かであるとは言い難い教師と、古典はあんまり...という生徒の組み合わせでも何とかなった。それどころか、ちょっと心揺さぶられることもある授業のことをお話しします。

第5分科会 〈ライトノベルとの対話〉
ライトノベルは教材になるか
講師:蝉川 夏哉(ライトノベル作家)
司会進行:御手洗 靖大(同志社大学・学生)

「山月記」をライトノベルとして書き直したら?-よく聞くけれど、ライトノベルって何なの?
教科書に載る小説とライトノベルはどう違うのか。ライトノベルは読書指導や国語教育の対象となるのか。現役のライトノベル作家と考えます。

第6分科会 〈対話を含む表現活動〉
さまざまな聞き書きから-人との対話を作品集に-
講師:田中 啓介(岸和田高校)
司会進行:西岡 宏祐(清水谷高校)

国語総合や国語表現の教科書に「聞き書き(インタビュー)をしてみよう」というページをよく見かけますが、実際どういう授業が可能でしょうか。私の実践例を紹介しつつ、聞き書きの意義や記事のまとめ方について一緒に考えたいと思います。(実践例)・学校周辺の施設や店の取材・先生方の「17歳のころ」・クラスメイトの紹介文・授業参観に来た先生に逆取材など。

16:30~17:00 全体会(分科会報告・連絡)・閉会
定員
200名
参加費
無料
申込先
7月31日(木)までにFAX、または今宮高校お申込みフォーム
よりお申込み下さい

FAX : 06-6645-7608終了いたしました
今宮高等学校 小山 秀樹 宛

連絡先
今宮高等学校 小山 秀樹 Tel : 06-6641-2612
主催
大阪府立今宮高等学校、大阪府高等学校国語研究会
協力
大阪府教育委員会

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