各部会

日本近代文学会

2021年(令和3年)度「日本近代文学会関西支部春季大会」のご案内

日時
2021年6月5日(土)11:00~
オンライン開催(zoomウェビナー使用)
開催要項
内容
開会の辞
zoomウェビナー使用について
日本近代文学会関西支部 支部長 佐藤 秀明
自由発表
芥川龍之介「尼提」の典拠と主題
大阪大学大学院 高 子瑜
小特集
これからの「羅生門」―資料と国語教育の観点から―
趣旨説明・司会:磯部 敦・荒井 真理亜
発表
国語教材「羅生門」の来歴
近畿大学 中田 睦美
高校国語教材における「羅生門」の可能性
―これまでの「羅生門」、これからの「羅生門」―
鴨沂高等学校 岩﨑 俊之
講演
〈羅生門〉と小説家芥川龍之介の生成
近畿大学名誉教授 浅野 洋
展示の案内
大阪市立大学 奥野 久美子
閉会の辞
日本近代文学会関西支部 支部長 佐藤 秀明

特別
展示
6月11日(金)・12日(土)13:00~17:00(事前申込制)
大阪市立大学学術情報総合センター6階
恒藤記念室展示室
申込先
大会参加ならびに特別展示の閲覧方法につきましては、
関西支部ホームページからお手続きください。

2021年度春季大会(オンライン学会)のご案内
https://kinbun-kansai.sakura.ne.jp/blog/2021sc/

2021年度春季大会(企画展示)のご案内
https://kinbun-kansai.sakura.ne.jp/blog/2021se/

問合先
日本近代文学会関西支部事務局
相愛大学人文学部 荒井 真理亜 研究室内
TEL : 06-6612-6247(人文学科合同研究室)
大会趣旨
これからの「羅生門」―資料と国語教育の観点から―

大阪市立大学 奥野久美子

本大会では、会場校による特別展示の中心が「羅生門」にかかわる芥川龍之介の直筆所管であることから、「羅生門」についての講演、教材としての「羅生門」について考察する報告、および、高校の国語教育現場での「羅生門」 授業の実践報告、の三本からなる、「羅生門」をテーマとした大会を企画した。

講演は、論文「芥川龍之介―『羅生門』をめぐって―」(『日本の説話』第六巻(近代)、一九七四年三月、東京美術)をはじめ、長年のご研究において、芥川書簡等の資料も活用しながら「羅生門」をたびたび論じてこられた、近畿大学名誉教授の 浅野洋氏に依頼した。浅野氏には、恒藤記念室所蔵のスケッチについての紹介「新資料紹介 恒藤恭の肉筆スケッチ・ブック 6冊」(「国文学解釈と教材の研究」一九九二年二月)もあり、特別展示との連携も考えて、ぜひにとお願いし、お引き受けいただいた。

また、「羅生門」は言うまでもなく芥川の代表作であるだけでなく、高等学校国語教科書の〈定番教材〉としてあまりにも有名な作品である。そこで、高校の国語教育に関わる方々にも関心を持っていただけるよう、教材としての「羅生門」を考えるための報告を、近畿大学教職教育部教授の中田睦美氏に お願いした。中田氏には論文「『羅生門』のゆくえ―国語教材と文学テクストの間」(「近畿大学教育論叢」二〇〇九年三月)や、著書『芥川龍之介の文学と〈噂〉の女たち―秀しげ子を中心に』(翰林書房、二〇一九年七月)もある。

さらに、高校の国語教育の現場から、京都府鴨沂高等学校国語科教諭の岩﨑俊之氏に、「羅生門」の授業実践報告をお願いした。岩﨑氏のご紹介はプロフィール欄をご覧いただきたい。 なお、質疑応答 の時間ももうける予定であるが 、関西支部ではオンライン上での学会開催が初めてとなるため、種々滞りが生じた場合は御容赦 願いたい

大会において、「羅生門」に関する講演と、教材としての「羅生門」考察、および教育現場での実践報告を聴き、議論された後には、翌週、大阪市立大学へと足をお運びになり、特別展示を通して芥川の筆遣いを感じていただきたい。

二週にわたる企画となったこの大会が、近代文学研究において資料が持つ力や役割、資料と研究の関係、また資料・研究と国語教育のつながりについてなど、これからの研究や教育にむけて、「羅生門」についてあらためて感じ、考えていただくきっかけとなれば幸いである。

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